指は動くはずだけど…
同好会の人に指押しの練習になりそうな曲を聞いてみました。
会長のオススメは「心(MASTER)」
ぐれいしあさんのオススメは「革命(DPH)」
えむはちのオススメは「プログレッシブバロック(EX)」
でした。
…聞く相手が悪かった気がします。
こんにちは、須田狂三です。
ある程度わかってはいましたが、他機種地力を転用してるからそもそも指押しの練習はしてないそうです。
予告通り前回の続きから行きます。
「指が動くようになってきた人」、「他機種の地力があって指押しはできる…はずなのに何故か上手くいかない」という人あたりがターゲットです。
(親指~小指を1~5、4分割を左からA~D、5分割を左からA~Eと表記します。)
・色々なパターンに対して色々な指を使えるようにする
その前に前回の補足(?)です。
「余裕を持てる譜面で指を使おう」という話をしましたが、慣れてきたら少しずつ「余裕が無い譜面」にも挑戦しましょう。
挑戦を忘れると成長が止まります。
はい、本題。
ニクいアイツ、折り返し5鍵階段ですね。
どの指でどう押すか色々あるかと思いますが、親指を使って押せるようになりたい所。
親指を使ってるとなんか上手くなれた気分になれるからオススメです。
自分は、「左3左2右1右2右3右2右1左2」の繰り返しで押してます。
左利きだったら左手の親指を出した方がいいかな…?
「タップ5個の折り返し」と思って認識するよりも、細かく区切って認識すると慣れやすい気がします。
極論を言えば、1個ずつ見て全部単発と思えば確実に光らせられると思いますが…
Sweet Devilとか
4個で区切る場合、ABCDの16分4連、EDCBの16分4連となります。
この場合は、拍の頭と4連の頭が重なるのでタイミングが取りやすい利点があります。
それぞれで使う指の違いがあり、
「左3左2右1右2」と「右3右2右1左2」ですね。
正直、「折り返し」と認識していた物を「4連を2回」と認識し直すだけで、かなり変わると思います。
後はリズム通りに指を動かすだけです。
まずは「左3左2右1右2」と「右3右2右1左2」をそれぞれ空打ちして練習しましょう。
自分は40分間繰り返し続けて身体に染み込ませました
…片手の321をリズム通り動かすのが難しい場合は
「32→12→32…」、「3→21→23→21…」と指を動かす練習をしましょう。
イメージは12分(ハネリズム)でやるといいです。
これに限らず、16分の譜面を少なく区切って、ハネリズムで練習するのはとてもいい方法です。
長いフレーズだとしても同様に、短いフレーズに区切ってハネリズム気味に動かす練習が有効だったりします。
これもピアノ(というか楽器全般)の練習方法なので間違いない…はず。
…縦認識になりやすいマイナスポイントがあるので、あくまでも「指を動かす練習」として割り切って、指が動くようになった後は横認識に矯正した方がいいかもしれません。
「折り返し」と思っているとどうしても折り返した後のノーツが抜けやすいんですよね。
その昔、えむはちがそんなことを言っていた気がします。
「大階段は黄色を2回確実に押すといい」とかそんな感じだったかな…?
ドイツ人の最初で、なんか折り返した後のノーツ抜けるんだけど…って人、
「BAB」と「CDC」と認識すると抜けにくくなります。(光らせるの難しくなるけど)
…あくまでイメージですが、親指を使ってスマートに押せる人ってわりと少ない気がします。
Opferの2-1-2螺旋とか、親指を使えたらとても楽に押せる…はず。
普通の4鍵配置で積極的に親指を使いましょう。
現状6鍵の配置は少ないですが、今後の事も考えると両手とも親指を使えるようになっておきたいですね。
…MUSIC PЯAYERの序盤は5鍵に見せかけた6鍵だと思ってます(?)
余談ですが、ポップンミュージックをやってると親指が強くなるそうです。
(友人に言われて気がついた話)
俗に三角押しと呼ばれる押し方で、親指を使いつつ他の指(と掌)で違うボタンも押したりするから…だと思います。
他にも、トリルする時に「親指とそれ以外」で押す事があり、4分割のトリルに強くなったりします。
ポップンミュージック、オススメです。
本格的な宣伝は築根さんとえむに任せます。(お願いします)
そろそろ次に行きましょう。
・スライダーの仕様と指の残りとトリルについて
トリルを元に、色々と解説します。
仕様?残り?何のこっちゃ?と言われそうですね。
その仕様について例をあげると、きゅうりバーです。
めっちゃアタック出ますよね。
アレでアタックが出る理由の1つは、
「ホールド切れるしエアーあるし手を上げよう」と手を動かした際、少し手がブレてスライダーが反応する、そしてその反応で先にあるノーツを拾ってしまう、といった感じです。
ポイントは「手を離すタイミングでブレて反応する」という所です。
少し難しいですが、手を離す時にブレなければ問題無いはずです。
つまりなんなの?って話ですが、
トリル(指押し)をするときも同じ事を気を付けなければいけません。
トリルが上手く押せない理由は、
速度を一定に保てない、押す場所が悪い、押した後の指を離すタイミングが悪い、
基本的にはこのあたりだと思います。
…前2つは、一定に保てるように練習する(割愛)、譜面をよく見る、で解決します。
最後の1つがここで説明したいメインです。
トリルハマらん!という人、ちょっと机で空打ち(?)をして試してみてください。
トリルをする時、次のノーツを押すタイミングが指を離すタイミングと同じ、もしくはそれより遅くなっていないでしょうか?
前述した通り、離すタイミングが次のノーツに近いと、ブレによって反応し早く拾ってしまいます。
ちょっと昔話をします。(?)
自分の友人に「インペリアル(ボルテ)でウニも虹レ」という人がいました。
鍵盤曲には強い…はずなのにVallistaは未鳥、どうにもサビ前の両手トリルが上手くいかない、と
実際に見たら両手トリルでアタックがボコボコ出てました。
パッと見、場所もスピードも合っていたので仕様とこんな感じに…とサックリ言ってみたら、数回やって5-0でSSS達成…。
いくらなんでも上手くいきすぎだろと笑った記憶があります。
その時に伝えた事を要約すると
「ボタンのゲームで縦連をする時は一回手を離す(浮かす?)、チュウニズムのタップはその感覚で押すと良い」
という感じでした。
彼は勘が良すぎる所もあるのでなんとも言えないですが…
ボタンがあるゲームに慣れている人であれば、縦連をする時と同じ感覚で指を離すと仕様によるアタックは減るかと思います。
そうじゃない人、とにかく「触ったらすぐに指を離す」ということを意識してみましょう。
全てのタップで意識しましょう。
そうして自分は一時期、ホールドとスライドまで離してしまう癖が付きました。
気を付けましょう。
トリル以外の例だと、
怒槌の
これ
階段から左右交互をする時に、左手がB(青丸)に残っていると、ほぼ確実に交互の真ん中のノー(緑丸)でアタックが出ます。(経験則)
Aを押す前に離していれば問題無い…と思います。
理論は上述の通り、「交互だから離そう」と離したタイミングで反応して勝手に拾われます。
ちゃんと押せてるはずなのに…というアタックの出方はとても精神によろしくないので、上手いこと対応して心を穏やかに保ちましょう。
・もう少しスライダーのお話
5連階段を押してる時にありがちなのが、「センサーの上部を触ってしまう」というミス。
左右の座標は合っていても、上下がずれていては台無しです。
これまた、理解(対策)できるまではストレスになりやすいです。
手元を撮影できる環境があれば、何気なく指を動かした時、頑張って指を動かしてる時、それぞれどのあたりを触っているのか確認してみましょう。
自分は怒槌の5連階段だけ人差し指の場所がバグってました。(意味がわかりません)
センサーの上を触ってしまう事の対策ですが、そもそも構える場所をなるべく下にする、指を立てる(曲げる)、くらいしか思い付きません。
自分の指と相談して上手く押せるポジションを探りましょう。
これまたちょっと余談ですが、
「センサーの上にはみ出さないようにする」というのは、片手でフリックの階段(端から端まで)を擦る時にも重要だったりします。
痛感したのはアメマイ、カリバーンですね。
特にアメマイのこれ
左右分割せずに擦ると、スライドとフリックで腕がクロスします。
手がぶつからないように上下で擦る訳ですが、上の手が下の手を避ける勢いのまま上にはみ出す事があったようです。
腕はクロスさせるけど両腕とも手前に引くつもりで擦るように意識したらとても安定するようになりました。
あとは上からの力を強めにしてスライダーを擦るといいはず
「速い擦りだ!」と思うと速さに気を取られて、触る力が弱くなって抜ける可能性があります(手袋してると特に)。
…自分の手が弱いだけの可能性もあります。自分は公式から出てる手袋を使ったらいまいち反応しないタイプの人種です。
素の触る力が弱いのかなぁ…
最後指押しと関係無くなっちゃいました。
思いの外長くなりましたが書きたい事は書けた気がします。
少しでも参考になればいいなぁと思います。
今回ので書くネタが無くなったのでしばらく黙ります。
他の人の書く記事も読みたい…
お疲れさまでした。
担当:くるみ(@tksk_mk)
譜面画像はCHUNITHM譜面保管所様http://www.sdvx.in/chunithm.htmlよりお借りしました。